脳科学に基づく学びのメソッド

東大脳研究者池谷裕二教授監修 脳科学に基づく学びのメソッド

やる気を育てる16のメソッドとは

ヒューマンキャンパス高等学校・ヒューマンキャンパスのぞみ高等学校のAI大学進学コースでは、脳研究の第一人者、東京大学 池谷裕二教授に脳科学的見地に基づく学びのアドバイザーとして就任していただいております。池谷教授監修のもと、開発した脳科学・教育心理学に基づく学びのメソッドは、「自ら学べる力とやる気」を身につけ、効率よく志望校合格を目指すことができるオリジナル勉強法で、学習法・記憶法・やる気・思考法等、効果的な学びを実現します。(2019年4月より導入開始)

学習法
記憶法
やる気
思考法
学習法

1 「大局的学習法」

細かい部分は後回し!

大局的学習法とは、学習範囲の全体を把握したうえで、その日の学習に取り組む方法です。
AI大学進学コースのシラバスは、はじめに科目の概要や目標が記載されています。
大局を把握したうえで、細かい部分を見ることで、理解が深くなり、理解が深い知識は、記憶に残りやすくなるのです。

効果が見える学習法-1

  1. ゴールまでの長期の計画をたてて、日々の学習に取り組もう。
  2. すぐ例題を解くのではなく、単元のねらいや重要ポイントを理解しよう。
  3. 公式は丸覚えではなく、根拠や関連することと合わせて理解しよう。
  4. 大きな歴史の流れからその時代、地球全体からその地域を見てみよう。

2 「スモールステップ法」

焦らず基礎からレベルアップ

スモールステップ法とは、小さな課題をひとつずつクリアしながら学習していく方法です。
 AI大学進学コースの授業内容は、大局的学習法およびスモールステップ法で構成されており、日々の授業の単元・ ポイントや予習・復習の箇所が示されています。

効果が見える学習法-2

  1. 基礎から応用、発展と、基礎から順に身に着けよう。
  2. 小中学校段階をしっかり理解して、高校の学びをスピードアップしよう。
  3. わからない単元はそのままにせず、1つひとつクリアしよう。
  4. 志望校の過去問を見てもあせらずに、基本からコツコツと。
ヒューマンキャンパスの学習法-2

3 「学習転移法」

まず1科目を得意科目に

学習転移法とは、ある分野の理解を深めて、他分野の理解の仕方を上達させる方法です。
受験に必要な科目はたくさんあります。すべてを一度に合格レベルまで到達させることは難しいこと です。
まず1科目を得意科目に設定して、その学習に優先的に取り組みます。

効果が見える学習法-3

  1. 好きな1科目を最初に得意科目にしよう。
  2. 得意科目にするには、1つの単元を確実に理解しよう。
  3. 1つの単元の理解の仕方をその他の単元の理解に応用しよう。
  4. 得意科目ができたら、その他の科目の学びに応用しよう。
ヒューマンキャンパスの学習法-4

4 「アラカルト式学習法」

同じ日に、いろんな科目を勉強しよう

アラカルト式学習法とは、脳の特性を利用して、科目・分野ごとに効果的な時間帯に学習をする方法です。
1日に同じ科目だけを学習するのではなく、その科目を学ぶために効果的な時間を見極めて学習計画を立てていきます。

効果が見える学習法-4

  1. 睡眠前は記憶を要する地理歴史や英単語等の学習が効果的。
  2. 午前中は論理力や思考力を要する数学、国語、物理・化学等が効果的。
  3. 起床直後は暗記ではなく、計算や演習が適しています。
  4. 午後の眠くなる時間は、短時間の昼寝も有効です。
ヒューマンキャンパスの学習法-5
ヒューマンキャンパスの学習法-5
記憶法

5 「脳効果的記憶法」

記憶力を向上する科学的方法

脳効果的記憶法のキーワードは「経験記憶」です。学習内容を経験記憶化することで脳に定着させる方法です。
公式や年代、単語など、何かきっかけがないと思い出せない「知識記憶」を、どのようにして「経験記憶」にできるかを意識して学習します。

脳に定着させる記憶法-1

  1. その用語だけでなく、例文や関係する出来事などをあわせて覚えよう。
  2. 語呂合わせやその時代背景・場面などを想像して覚えよう。
  3. 覚えたいことは人に説明してみよう。
  4. 勉強の成果を信じて、粘り強く継続しよう。
ヒューマンキャンパスの記憶法
ヒューマンキャンパスの記憶法

6 「LTP復習法」

脳の記憶のもと

LTP復習法とは、「記憶のもと」と呼ばれているLTPを起こし、効率良く学習する方法です。
atama+では、「学習」→「復習」→次回学習時の「ウォーミングアップ」と設定した目標単元を 3回復習し、その単元を強化していきます。
毎週作成する【活動メモ】を見返すことで、1週間前、3週間前、7週間前の学習内容が把握できます。

脳に定着させる記憶法-2

  1. 繰り返すことで記憶は高まる。予習よりも復習を大切にしよう。
  2. 復習は同じものの繰り返しで効果大。参考書はいろいろ変えないで。
  3. 1日で一気に詰め込まず、可能な範囲を無理なく覚えよう。
  4. 学習の翌日、1週間後、3週間後、さらにその1か月後に復習しよう。
ヒューマンキャンパスの記憶法
ヒューマンキャンパスの記憶法

7 「危機的記憶法」

生命の危機が脳をはたらかせる

危機的記憶法とは、空腹や寒さなど、脳に危機を感じさせて記憶する方法です。
学習するタイミングや環境と学習内容を組み合わせ、効果的な学習方法を心がけましょう。

脳に定着させる記憶法-3

  1. 空腹時は勉強のチャンス。効果的に勉強しよう。
  2. 室温は低めに、頭寒足熱が原則です。
  3. 歩きながらの暗記は効果的です。でも一般道路では気をつけて。
  4. 交通機関で移動しながらの勉強も効果的です。時間を有効活用しよう。

8 「再生記憶法」

眠ることも勉強のうち

再生記憶法とは、質の良い睡眠で脳にある情報や記憶の断片を整理する方法です。
「アラカルト式学習法」で作成した週間学習計画表においても、1日6時間以上の睡眠時間を 確保したうえで学習時間を配分するようにしましょう。

脳に定着させる記憶法-4

  1. 記憶の整理に不可欠な睡眠、6時間を確保しましょう。
  2. 睡眠前のスマートフォンやゲームは控えましょう。
  3. 眠れないときも焦らず、静かに目を閉じているだけでも大丈夫です。
  4. 昼寝も同じように有効です。30分程度の昼寝がいいでしょう。
ヒューマンキャンパスの記憶法
ヒューマンキャンパスの記憶法
やる気

9 「Go!Firstの法則」

まずはやり始めよう!

Go!Firstの法則とは、やる気が出るのを待つのではなく、まずやってみる方法です。
やる気が出るのを待って立ち止まるのではなく、まず、やり始めてみるのが良い方法です。

やる気のトリガー-1

  1. 自分で決めた時間にやってみよう。
  2. 友達をまきこんで、一緒に取り組んでみよう。
  3. 気が乗らないときも登校しよう。
  4. 教科書開く、アプリ起動する、ノート開く…ルーチン化してみよう。

10 「BERIの法則」

やる気スイッチを入れよう!

BERI の法則とは、自らの行動でやる気発生のための「側坐核」を活性化させることによって、やる気スイッチを入れる方法です。

やる気スイッチの種類

  1. カラダを動かすことで入るスイッチ
  2. いつもと違うことをすることで入るスイッチ
  3. ごほうび(快感)によって入るスイッチ
  4. なりきることによって入るスイッチ

このやる気スイッチのどれか1つをONにし、やる気を高めましょう。

やる気のトリガー-2

  1. ストレッチ、膝の屈伸、手を強く握りしめる等カラダを動かそう。
  2. いつも違う音楽、通学路、ランチ、お店等でマンネリを解消しよう。
  3. 映画、ゲーム、デザート、ライブ等、自分へのご褒美を設定しよう。
  4. あこがれの人や志望校に合格した自分になりきってみよう。

11 「ポジティブワードの法則」

頑張れ!の効果は絶大。

ポジティブワードの法則とは、ポジティブな言葉で能力をアップさせる方法です。学びのメソッドホームルームでは、モチベーションアップにつながるポジティブなイメージをするトレーニングを行います。

やる気のトリガー-3

  1. ポジティブな言葉で表現しよう。
  2. ポジティブな言葉を周囲の人に声がけしよう。
  3. ポジティブな言葉を素直に受け取ろう。
  4. 目標や計画には前向きな言葉を添えよう。
ヒューマンキャンパスのやる気-3

12 「マンネリ化の法則」

飽きることは悪いことじゃない

マンネリ化の法則とは、無意識に日常生活に組み込み、学習すること自体を習慣化する法則です。
マンネリ化は「面倒なことも慣れてしまうと苦でなくなる」という良い面を持っています。
この特性をうまく利用して、学習すること自体を習慣にしていきます。

やる気のトリガー-5

  1. 続かない自分をダメだと考えない。
  2. 次の段階への成長の途中、「踊り場」だと考えよう。
  3. 誰もがあたる壁に、今は自分の番だと受け入れよう。
  4. 壁の向こうの素敵な将来をイメージしよう。
思考法

13 「限界突破思考法」

ストッパーをはずすと成長できる

限界突破思考法とは、気持ちにストッパーをかけずにやり続け、能力を向上させる方法です。
「できないかもしれない」と心配するストッパーは、無意識のうちに能力にブレーキをかけてしまいます。
 一見「無理だ」と思えることでも、気持ちにストッパーをかけずにやり続けてみると、あなたの能力は飛躍的に向上することでしょう。

今すぐ実践できる思考法-1

  1. できないのではと心配をしない。
  2. 「ネガティブ」な言葉を口にしない。
  3. 自分を信じてやり続ける。
  4. 見栄を張って「できる!」と言葉にする。

14 「消去法的思考法」

失敗は飛躍のチャンス!

消去法的思考法とは、「失敗を消去しながら成長する」という脳の特性を利用する思考法です。
失敗したことに対して、「どうすれば失敗を繰り返さないか」考えてみることが、飛躍へのチャンスです。

今すぐ実践できる思考法-2

  1. テストに失敗しても、めげずに学習しよう。
  2. 間違えても、繰り返しチャレンジしよう。
  3. 失敗しても後悔ではなく、反省しよう。
  4. 前向きに、反省を活かして繰り返しチャレンジしよう。
ヒューマンキャンパスの思考法-3

15 「バルコニー思考法」

悩みは他人の悩みだと思ってみる

バルコニー思考法とは、自分の悩みを他人の悩みととらえて解決していく方法です。
自分の悩みを「他人の悩み」ととらえて何と声をかけるか想像してみましょう。
悩みが軽くなり、いい解決策が思い浮かぶでしょう。

今すぐ実践できる思考法-3

  1. 悩みは他人の悩みのように、客観的にとらえよう。
  2. 悩みの本質を見て、その解決を考えよう。
  3. 一番解決したい「悩みの芯」を見つけよう。
  4. 悩みを誰かに話すように、悩みを整理してみよう。
ヒューマンキャンパスの思考法-4

16 「あいまい思考法」

わからなくても気にしない

あいまい思考法とは、わからなくても学習したこと自体を成長に結びつける方法です。
人の記憶には「あいまいに覚える」という、優れた特長があります。
なぜあいまいさが優れているのか というと、あいまいな記憶は脳に保存される際に汎用性を高めることができるからです。
汎用性が高まるということはすなわち応用がきくということです。
一度に正確に覚えようとするよりも、あいまいな状態でも量をこなし、継続することが大事です。

今すぐ実践できる-4

  1. 最初はわからなくても当たり前と考えよう。
  2. 正解でなくても取り組んだことを次への一歩と考えよう。
  3. わからない理由を見つけよう。AI教材も有効です。
  4. クリアできたときの取り組みを、忘れずに応用しよう。
まずは、一歩踏み出そう!
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