秋葉原

第122回目 『JRと私鉄の運賃計算ルールの違い』鉄道サービス専攻

こんにちは。進路進学アドバイザーの松田です。

いよいよ2022年度から秋葉原学習センターで鉄道サービスコースがスタートしますね。

そこで今回は、JRと私鉄の運賃計算ルールの違いについてまとめてみました。

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<JRの運賃計算ルール>

キロ当りの賃率に乗車区間の営業キロを乗じて運賃を算出する対キロ制を基本としている

・対キロ制運賃は、基本的に乗車距離に比例するが、本州三社の幹線の場合、1-300キロ、301-600キロ、601キロ以上の三区分で対キロ賃率が定められており、遠距離ほど賃率が低くなる遠距離逓減制となっている

<私鉄の運賃計算ルール>

・多くの私鉄は、対キロ区間制を採用している

・対キロ区間制とは、一定の距離を基準とした区間を定め、区間が1ランクあがるごとに階段状に運賃を加算してゆくもの

・一般的には、乗車距離に比例しない出札や改札などのコストをすべての旅客に負担させるため、固定額+距離比例額という構造の遠距離逓減制運賃となっている

<初乗り運賃の比較>

京王電鉄、東急電鉄、小田急電鉄が124円、JR東日本、京成電鉄、京急電鉄が133円、東武鉄道、西武鉄道、相模鉄道が144円で、東京メトロは165円

<10km乗車したときの運賃>

JR東日本の165円が最も安く、京王は174円、東急は195円で、最も高いのは小田急の216円

<15kmを超えると・・・>

JR東日本は15kmまでは私鉄と渡り合えるよう割安の運賃設定になっているが、15kmを超えると途端に上昇幅が大きくなり、私鉄との運賃格差が開いていく

<東京山手線内の駅を発着する場合の特例>

山手線内の駅と、東京駅から営業キロが101~200キロの駅との区間の運賃は、山手線内の外を経てから再び山手線内を通過する場合を除いて、東京駅からの営業キロ・運賃計算キロで計算する

<新幹線のキロ地帯別特急料金>

新幹線の特急料金については、「別表第2号の各表に定める料金」として三角表で区間ごとに個別に定められていて、計算の一般ルールを明記していない


どうだったでしょうか?

ヒューマンキャンパス高校の鉄道サービスコースは、将来鉄道業界に就職したい人や、鉄道が大好きな高校生はもちろん、鉄道になんとなく興味がある人も、楽しく鉄道に関して学ぶことができるコースです。

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運転シュミレーターで運転士の操作技術の凄さを実感したり、鉄道関連施設見学で驚きの発見に感動するなど、鉄道の魅力を存分に味わうことができます。

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